金 25 Apr 2008
宮口氏は、気がつけば高校3年になり
焦りに焦っていました。
彼の学力と東大の間にある現実を誰よりも理解してしまったからです。
普通の勉強をしていたのでは、どう頑張っても合格することなんてできるわけがない・・・
そう感じて日々過ごしていたある日。
たまたま見ていたテレビ番組に「記憶の天才」と呼ばれる人が映っていました・・・
「記憶の天才」は1~50枚のカードをお客さんに渡し、
何か書いてもらっています。
司会進行がランダムに数字を言うと彼は数字の裏に書いてある物の名前を
当てていくのです。
これだけだと、単なる暗記です。
ちょっと暗記が得意な人なら50枚くらいは覚えられるかもしれません。
それに書いてある物が「りんご」・「ボール」・「にんじん」と言った様な
簡単なものであれば私もそこまで驚きはしません。
しかし、「記憶の天才」に対して私が驚嘆どころか、あまりの凄さに
寒気すら覚えた理由は・・・
「りんご」ではなく「青森県津軽に住む松本桂三さんが作ったりんご。大量生産せず品質にこだわった直径12.7cmのまん丸なりんご。」
「ボール」ではなく「1974年ドイツワールドカップの決勝戦で西ドイツが開催国優勝を果たした時に使われたボール」
「にんじん」ではなく「冬場はマイナス20度。黒っぽく砂まじりで水はけの良い韓国錦山の土でとれた朝鮮人参」
といったようにお客さんが長文で具体的に書いた物を「記憶の天才」は一語一句間違うことなく50個全て言い当てたのです。
これだ・・・
凡人が短期間で難関な試験をクリアするには
記憶力を脳の限界まであげることが唯一の方法だと悟りました。
宮口氏はすぐに本屋へ駆け込み、「記憶の天才」の著書を購入し、記憶力アップのトレーニングを開始したのです
東大合格の全てを記憶術にかけることにしたのです。